城崎温泉街の少し奥に行ったところに「城崎文芸館」があります。
城崎は作家・志賀直哉が湯治に訪れました。
滞在中の出来事を書いた『城の崎にて』(1917年発刊)は、志賀作品を代表する短編として今なお多くの人に読み継がれています。
また、彼と共に近代文学を担った白樺派の作家たちも城崎を訪れました。
文学や城崎ゆかりの作家に関する展示を行う豊岡市立城崎文芸館は1996年に開館しました。
館内では志賀直哉を中心に白樺派の作家たちの紹介をおこなっている常設展と、年二回を目安に行われる企画展があります。
情緒あふれる城崎で、近代文学に触れる時間はきっと貴重な経験になると思います。
城崎文芸館 入口