ソバの実の形は、ほぼ三角形で、大きさは小さいながらも角ばっています。
物の角が尖ったことを「稜(そば)」といい、ソバの実は稜形であることから「ソバムギ」と呼ばれた、といわれています。
「ソバムギ」と呼ばれたのは、小麦や大麦と区別するためだったともいわれています。
また、果皮が黒褐色なためえ「クロムギ」との異名もあります。
「ソバムギ」がソバと略してよばれるようになったのは、室町時代からだと考えられています。
「蕎麦」という漢字をあてられたのは一説によると12世紀以降の事といわれています。
江戸時代以前にはそば粉に熱湯を加えてかき混ぜた「ソバガキ」が一般的でしたが、江戸時代以降は今のように細く切られるようになりました。
参考写真:淀屋橋心理療法センター 様