ソバの花は5ミリほどです。
よく観察すると2種類あります。
一つは花のめしべが長くおしべの短い「長柱花」、もう一つは反対の「短柱花」です。
一株一株のソバは、どちらかのタイプの花をつけます。
ソバはイネやムギと違って、異なるタイプの花の受粉がなければ結実しません。
長柱花には短柱花、短柱花には長柱花の花粉が必要で、その花粉の運搬の役目をするのが、虫や風なのです。
そのため、受粉は天候に大きく左右されます。
開花時に訪れる虫の数が少ないと「無駄花」が多くなり、収穫量は激減します。