蕎麦は栄養バランスの良い食品として知られていいます。
蕎麦に含まれる栄養素には水溶性の物もあり、茹でる時に湯の中に流れ出ます。
蕎麦にはビタミン類の中でも、かつてはビタミンPと呼ばれ、毛細血管を強化して脳出血や動脈硬化を防ぐ働きがあるとされるルチンが、豊富に含まれています。
このルチンの一部と、蕎麦のタンパク質はその半分が水溶性なので、蕎麦湯の中に溶け出しています。
つまり、蕎麦の全てを味わうには、蕎麦湯を飲まないことには完結しないというわけです。
そのまま飲んでもいいですが、残ったつゆを蕎麦湯で割って飲むのも、蕎麦の楽しみの一つです。